FP3級
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【FP3級】火災保険について

taku7983
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火災保険の概要

火災保険の種類

火災保険にはいくつか種類はありますが、住宅火災保険住宅総合保険を見ていきましょう。

住宅火災保険とは

住宅火災保険とは、火災・落雷などによる損害を補償した火災保険です。保険の対象は、居住用の建物と建物内の家財のどちらか1つまたは両方で選択できます。

住宅総合保険とは

住宅総合保険とは、住宅火災保険より補償範囲が広い保険です。

住宅火災保険と住宅総合保険の違い

住宅火災保険と住宅総合保険の違い
住宅火災保険住宅総合保険
火災,落雷,風災
雪災,爆発
水害×
建物外部からの物体の落下等×
盗難×
家財の損害×
地震,噴火,津波××

地震保険で、地震・噴火・津波は一般的に損害はカバーされます。

〇×問題

住宅総合保険では、落雷・水害・盗難・家財の損害は補償される。

Q
答え

保険金の支払額

実際に損害が生じた際の保険金の支払額は、契約時の保険金額が保険価額の80%以上であるかどうかによって支払額が変わります。

  • 保険金の支払額
    • 保険金額が保険価額の80%以上:実損てん補
    • 保険金額が保険価額の80%未満:比例てん補
      • 比例てん補の場合:損害保険金=損害額×保険金額÷保険価格×80%

保険金額:保険契約において設定する契約金額のことで、支払われる保険金の限度額
保険価額:保険事故が発生した時に被ると見込まれる損失額の最高見積額

ゆか
ゆか

先火責任法とは

先火責任法(しっかせきにん)とは、軽過失によって火災を起こして隣家に損害を与えたとしても、隣家に対して損害賠償責任を負わないことを定めた法律です。ただし、借家人が借家(賃貸住宅)を焼失させた場合は家主に対して損害賠償責任を負います。

〇×問題

借家人が軽過失により借家と隣家に損害を与えた場合、失火責任法では、隣家への損害賠償責任は負わないが、家主への損害賠償責任は負う。

Q
答え

〇:家主に対しては借りたものを元通りにして回復する原状回復義務を負う必要があります。

地震保険について

火災保険では地震、噴火、津波によって生じた火災については補償の対象外のため、これを補てんするために地震保険があります。

地震保険のポイント
  • 単独では加入できず、火災保険とセットで契約できる
  • 地震保険の対象は居住用の建物とその家財(1個30万円超の宝石等は対象外)
  • 保険金額は火災保険(主契約)の30~50%で設定可能
  • ただし、保険金額の上限は建物5,000万円・家財1,000万円
  • 損害の程度に応じて保険金が支払われる(全損、大半損、小半損、一部損)
  • 保険料は所在地や建物の構造によって異なるが、保険会社が異なっても所在地や建物の構造が同じであれば保険料は同じ
〇×問題

地震保険は、地震、噴火や津波によって生じる損害のために火災保険に加入しなくても、単独で加入することができる。

Q
答え

×:地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで契約する必要があります。

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FP3級の勉強をはじめたことでお金に対する意識が変化。お休みの日はカフェ巡りが趣味♪
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