FP3級
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【FP3級】保険の基礎について

taku7983
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生命保険の基本

生命保険の種類

生命保険には3種類があります。

  1. 死亡保険
    • 保険料の払込期間中に保険の対象者が死亡した場合に保険金が支払われる保険です。あらかじめ定められた高度障害の状態になった場合にも、保険金が支払われる商品もあります。
  2. 生存保険
    • 保険の対象者が保障期間の満了後に生きていた場合に、保険金が支払われる保険です。死亡してしまった場合には、死亡保険金として払込保険料相当額が戻ってきます。
  3. 生死混合保険
    • 死亡保険と生存保険の特徴を組み合わせた保険商品です。死亡したり高度障害になった場合は死亡保険金、満期時点で生存していた場合には満期保険金として受け取ることができる保険です。

生命保険の用語

生命保険の用語
用語内容
契約者保険会社と契約を結ぶ人(契約上の権利・義務をもつ)
被保険者保険金等の支払いの対象となる人、補償を受ける人
受取人保険会社から保険金の支払いを受ける人
保険料契約者が保険会社に支払うお金
保険金被保険者が死亡、高度障害の時、満額まで生存した場合に、保険会社から支払われるお金
給付金被保険者が入院や手術をした際に保険会社から支払われる金額
解約返戻金保険を解約した場合に契約者に払い戻されるお金
主契約生命保険の契約の基本となる部分
特約主契約に付加して契約するもの

貯蓄を保険の違い

  • 貯蓄:その時点の元利合計金額のみを受け取れる。
  • 保険:保険期間中どのタイミングで死亡しても契約した保険金額を受け取れる。

保険料の算定方法

保険料は3つの予定基礎率をもとに算定されます。

保険料の算定方法
予定死亡率予定利率予定事業費率
内容性別・年齢ごとの死亡率保険会社が資産運用で見込める運用益保険事業運営上必要な費用の割合
率が高いと
保険料は?
上がる下がる上がる
死亡する人が多いと支払う保険金が増えるため株などの運用が良ければ保険料を下げられるため事業経費がかかるため保険料は上がる
〇×問題

生命保険会社が予定利率を引き下げた場合、通常その後の終身保険の新規契約の保険料は高くなる。

Q
答え

×:予定利率が上がれば保険料は下がります

ネット販売の保険会社は予定事業費率が低いため、保険料は安いですね

ゆか
ゆか

保険料の構成

保険料は純保険料付加保険料で構成されてます。付加保険料はさらに死亡保険料生存保険料で構成されてます。

  • 純保険料 :保険会社が支払う保険金(死亡保険料など)
  • 付加保険料:(予定事業率より)保険会社が事業を維持するための費用
  • 死亡保険料:(予定死亡率・予定利率より)死亡保険金の支払いにあてられる金額
  • 生存保険料:(予定死亡率・予定利率より)生存保険金の支払いにあてられる金額

配当金の仕組み(剰余金と配当金)

剰余金と配当金とは

保険料は3つの予定率をもとに計算されますが、実際には予定したとおりの死亡者数、運用利回り、事業費になるとは限りません。予定と実際の差によって剰余金が生じた場合に、剰余金の還元として契約者に分配されるお金のことを配当金といいます。

  • 死差益:予定していたより死亡者が少ない時に発生する利益
  • 利差益:予定していたより運用収益が多かった時に発生する利益
  • 費差益:予定していたより経費がかからなかった時に発生する利益

配当金の有無について

生命保険は大きく分けると、配当金の分配がある仕組みの「有配当保険」と配当金の分配のない仕組みの「無配当保険」に分類されます。さらに、有配当の保険は一般的には「3利源配当タイプ」と「利差配当タイプ」(利差益のみを配当)に分かれます。

〇×問題

保険料の算定で予定利率が上がると保険料も上がる。

Q
答え

×:予定利率が上がれば保険料は下がります

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FP3級の勉強をはじめたことでお金に対する意識が変化。お休みの日はカフェ巡りが趣味♪
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