【FP3級】ライフプラン作成上の資金計画-教育資金プランニング
はじめに
人生の3大必要資金とは、教育資金、住宅取得資金、老後資金と学習しました。これらは大きな支出が伴いますので、必要資金を自己資金で用意するのか借入金で用意するのかを計画することになります。今回は、教育資金プランニングについて学習していきましょう。
教育資金プランニング
子供の学校代・習い事・塾代など教育資金が必要となりますが、自己資金で不足する場合や万が一の備えについて見ていきましょう。
こども保険(学資保険)
こども保険(学資保険は)、通常の生命保険会社等で運用されております。
奨学金制度
日本学生支援機構が行う奨学金制度を見ていきましょう。「奨学金」という名前が付きますが、貸与型と給付型があり、返済義務がないのは給付型です。なお、給付型は2020年4月以降の制度のため、多くの方が利用している日本学生支援機構が行う奨学金制度は返済義務がある「貸与型」の方です。
貸与型
貸与型の奨学金制度は、返済義務があります。利用要件には親の所得基準などがあり、利息が付くものもありますが、通常の借入金より利率は低く設定され、多くの方が利用しやすい制度となっております。
- 第一種奨学金:無利息
- 第二種奨学金:利子付
給付型
給付型の奨学金制度は、返済義務がありません。2020年4月から始まった比較的新しい制度です。制度の概要は以下の通りであり、中学校や高校の授業料は対象外です。
- 答え
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×:学生の学力基準や進学先で学ぶ意欲がある学生等の要件があるため、住民税非課税世帯の学生であれば必ず利用できる制度ではありません。
教育ローン
教育ローンは、子供や学生本人の授業料・教材費・留学費用などの教育費のために、銀行や信用金庫等からお金を借りられる制度です。教育ローンは通常の借入金より、低い利息・返済期間が長期などといった優遇された借入金制度です。教育ローンには、公的ローンと民間ローンがあり、公的ローンである日本政策金融公庫の教育ローン制度を見ていきましょう。
日本政策金融公庫は、日本政府の出資によって設立された銀行であり、利益追求を目的とせず、公共の利益を優先する運営を行っているため、民間金融機関が手がけにくい分野に積極的に融資を行う銀行です
- 答え
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×:融資限度額:学生1人最大350万円(留学費用や一定の場合は450万円)